正しい資格の選び方
資格を生かす近道というのは、仕事を見直すことでわかってきます。今までの仕事の細かい内容を書きだして、キャリアの棚卸をしましょう。次にステップアップするために必要な知識が何かというのを、しっかり見極めることが基本です。
よくある失敗例が、業務にいかす機会がない資格を取ってしまったというパターンです。簿記を例に挙げると、簿記の知識を得たにもかかわらず活用する仕事につかなかったので、学んだことを忘れてしまったというパターンがあります。他にも、中国語検定の資格を取得したのに、中国人と仕事をするときでも英語で十分だったなどということがあるようです。知る人ぞ知るというようなマニアックな国連英検などであれば、履歴書にかいても面接官がその資格をしらずにまったく評価につながらないということもあります。逆に、あまりにも内容が基礎的すぎるものでも評価につながらないということもあるのです。そのため、自分の強みを補強するものや、専門知識が身につくものを意識して選ぶといいでしょう。例えば、経理なら簿記を取るという具合に、業務内容と関係していることで評価も高くなります。また、簿記でも2級以上であれば、さらに高評価で未経験からでも経理の仕事に挑戦しやすくなるのです。
つまり、業務とあまりにもかけ離れてしまった資格は、どんなに難しいものでも得た知識を生かすことができないムダなものになってしまいます。また、今の仕事に関係のあるものを取得した時、上司などにアピールすることが大事です。しかし、必要以上にアピールし過ぎて、転職でもするのかなと勘違いされないように気を付けましょう。
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